2019年の高校生クイズ開催を願うクイズ好きな叔父のブログ

いつか甥っ子にも見てほしい、クイズに関するあれこれ

スタッフの皆さんのウルトラ愛にありがとう

 お読みいただきまして、ありがとうございます。こんにちは、ダマサオです。先日、CSのファミリー劇場で「Knock Out 競技クイズ日本一決定戦」が再度放送されていました。8月の初回放送の時に録画をし保存してありまして、早押しのスピードや知識の深さに対してももちろんそうですが、勝負の駆け引きや相手に対する敬意など、何度見てもとても見ごたえがありますね。何より嬉しいのは、今回の放送のラストに第2回の告知があったことです。今後も、半年に1回でも1年に1回でも良いので、末永く続いていただけることを期待してます。ファミリー劇場さん、ぜひともよろしくお願い致します。

 

 さて今回は、今年の高校生クイズでいよいよアメリカ本土上陸となった、ロッキー山脈でのクイズについてあれこれと綴りたいと思います。ここまで勝ち残った8チームが挑むのは、「ロッキー山脈を走破せよ! 山岳鉄道脱落クイズ」です。山岳鉄道に乗りながら、全部で3ステージの早押しクイズが行われ、各ステージ1チームが敗退となり、勝ち残った5チームはフロリダへと駒を進められます。

 

 出発地となるニューメキシコ州のサンタフェで、現地のボホワケ族の踊りを体験したり、雄大な山岳地帯を走る鉄道でクイズを行ったりと、とても良い映像です。後の方でも綴りますが、映像的な所でも早押しクイズの所でも、随所にウルトラクイズを思い出させるような場面があり、高校生クイズに携わるスタッフの方々のウルトラクイズに対する敬意を感じました。

 

 その中で気になった部分は、第1ステージは1問正解勝ちぬけの早押しクイズ、第2ステージは1問2答の早押しクイズなのに、第3ステージは1問正解勝ち抜けの早押しクイズに戻った所です。せっかくなら、第3ステージは1問3答の早押しクイズでも良いような気がしますし、もしくは第2ステージは2問正解勝ち抜け・第3ステージは3問正解勝ち抜けなどでも良いような気がしました。しかし、問題数を準備するのが大変なのも事実ですので、今回の形式でも見ごたえは十分です。ただ、第2ステージは1問2答なのに、1人1人別々の答えを解答する昨年のニューヨークでのばらまきクイズとは違って、1人で2つとも答えても正解とみなすのはちょっと引っ掛かりました。

 

 今回の形式では、特に誤答やお手つきに対するルールの説明はありませんでしたが、恐らく1回休みだったのではないかと思ってます。早押しに押し負けて解答権が取れずに敗退してしまうのはもったいないですので、もしペナルティが1回休みだったとしたら、序盤はペナルティを気にせずに積極的に攻めて、残りチーム数が少なくなってきたら慎重にいくなどの作戦を立てておくのが良いと思います。もしくは、強敵のチームを先に勝ち抜かせて、それから勝負に出るなどの作戦も良いでしょう。とにかく、最後の1チームにならないための作戦を立てて望むべきでしょうね。

 

 惜しくも早押しを押し負けて第2ステージで敗退した桜丘のペアは、チームの紹介の煽りが「さわやかカップル」となっていました。スタジオのゲストの方々や現場での枡さんにもいじられていましたが、自分も素直にさわやかな高校生らしいカップルだなと感じました。でも、ご本人たちがどう感じているかは分かりませんが、番組で過剰にいじるのはちょっとかわいそうに思えました。男子ペアのチームよりもいじりやすいのは分かりますが、ハネムーンだの抱きついただのといういじり方は、全国に放送される高校生に対してするのはちょっと気の毒になります。敗退したときに、泣いている女の子の頭を男の子が撫でて慰めている映像も、一部には逆に反感を買ってしまいそうで、オンエアに乗せなくても良かったような気がしてます。

 

 先にも書いたように、このチェックポイントは何度も見ることで、番組スタッフさんのウルトラクイズへのオマージュのようなものを随所に感じます。列車に乗って行うクイズは、高校生クイズでも27回の時の真岡鉄道や20回の時のファイヤー号、もっと遡れば1回の九州大会のYES・NOクイズなど、過去にも何度かありました。でも今回の映像から感じるのは、もしかすると自分の深読みかもしれませんが、ウルトラクイズへのオマージュそのものです。

 

 山岳地帯を列車で走る画は、12回のフェアバンクスのアラスカ鉄道や今世紀最後のシルバートンを思い起こしますし、第3ステージで敗れた慶應女子のペアが線路を歩いて戻っていくシーンは14回のソルトレークを思い起こします。それに、早押し台につく高校生たちの並びは、何故だか6回のダラスでのモービルハウスが浮かびました。また、これはたまたまかもしれませんが、各ステージで毎回ラスト抜けをする佐賀西高校の粘り強さに、7回の石間さんや13回の田川さんを彷彿とさせます。

 

 画だけでなく、クイズの方でもそうです。第1ステージの1問目の「臓器移植で臓器を提供する人をドナーと言います/が、~」は今世紀最後のニューヨークを、第2ステージの1問目の「世界で名前に合衆国がつく2つ/の国~」は11回のバッドランドを、第3ステージの1問目の「自動車のタイヤの表面にある溝の/模様~」は11回のデビルズタワーでのスリップサインを思い起こしました。もしかすると、狙ってではなくたまたまなのかもしれませんが、ウルトラクイズをずっと見てきた者としてはとても感慨深いものです。スタッフの皆さん、ありがとうございます。

 

 さて、これでフロリダへと駒を進めたのは、栄東・早稲田・灘・ラサール・佐賀西の5チームとなりましたが、ここでのクイズはまだ終わりませんでした。この続きの敗者復活戦とフロリダの奇襲については、次回書き綴りたいと思ってます。本放送が終わって2ヶ月になろうとしているのに、まだ感想が続くのもおかしな事ではありますが、年内にはニューヨークまで辿り着けるように書き綴りたいと思っておりますので、どうか長い目で見守っていただけたら幸いです。それでは、ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。