2019年の高校生クイズ開催を願うクイズ好きな叔父のブログ

いつか甥っ子にも見てほしい、クイズに関するあれこれ

今回も敗れた高校生にもっと光を

 お読みいただきまして、ありがとうございます。こんにちは、ダマサオです。先日放送された「日本の頭脳No.1決定戦 東大王2016」、なかなか興味深い内容でした。早押しクイズ・筆記クイズのみならず、パズル問題や記憶力を試す問題なども出題され、幅広い知識と柔軟な思考が必要とされました。2016と銘打ってあるので、来年以降2回目が開催されるのかもしれませんが、出場者を現役東大生・東大OBに限定してしまうと、決勝戦に残る方が固定してしまいかねないので、現役の大学生による大学生No.1決定戦の方が良いのではないでしょうか。そうすれば、高校生クイズを卒業された方にとっても、新たな目標が出来るいいきっかけになると思いませんか。

 

 さて今回は、今年の高校生クイズのグアムで行われたクイズについて、自分が感じたことをあれこれと綴っていきたいと思います。今回グアムで行われたクイズは、ここ数年恒例となっている「2人で飛んだら怖くない 友情マルバツどろんこクイズ」です。1チームごとのチャレンジで、先ず初めにマルバツ問題の入った封筒を1つ選びます。その答えがマルと思えば、前方にあるマルのボードに、バツと思えばバツのボードに2人それぞれ同時に飛び込みます。正解ならマットの上に落ち勝ち抜け決定、不正解ならどろんこの中に落ち即敗退となります。

 

 やはりここでも先ず初めに気になったのは、チームによるOA時間の差です。後半に十分見せ場のある勝ち抜けチームより、ここで敗退してしまうチームの方にもう少し時間配分を多くしてあげてほしかったですね。特に横須賀高校と岩国商業は、どろんこに落ちた場面だけがダイジェストで放送され、どんな問題が出題されたのかも分かりませんでした。クイズが始まる前にあった、現地でのシーウォークの体験や平和慰霊公苑での献花の様子の場面で少し写ってはいましたが、ここで敗退してしまった高校生を全体的にもう少し放送にのせてあげてほしかったです。

 

 それと、演出上の部分で気になったのが、問題が読まれて高校生がマルバツのボードに向かう際に、アナウンサーの方が「レディーゴー!」と掛け声を上げるのですが、別角度のカメラで2度繰り返して流すのはくどいような印象を受けます。1度で十分伝わるのに、2度繰り返す必要があまりよく分かりませんでした。「正解ならばロッキー山脈 不正解ならどろんこ即帰国」の映像とナレーションの繰り返しも、最初と最後ぐらいならまだしも、何度も繰り返し流すのはくどい印象です。その時間を、ぜひここで敗退してしまった高校生を放送にのせる時間に回してほしいものです。特に、クイズ終了後に勝者と敗者がお別れするシーンで、高校生の皆さんが握手して別れを惜しむ場面が放送されていましたので、こういう部分にその数秒でも時間を回してあげた方が良かったです。

 

 ここ数年、海外ラウンドの初戦はマルバツどろんこクイズと相場が決まっていますが、もし来年もニューヨークを目指す方式をとるならば、そろそろどろんこクイズ以外の形式で高校生の皆さんを驚かせるのはいかがでしょうか。そこで提案したいのは、10回・11回のウルトラクイズで行われていた「1問多等綱引きクイズ」です。東京での1回戦の勝ち抜け数を16校とし、4校8人で1チーム・全部で4チームによる綱引きクイズです。ウルトラクイズの時のような、4チーム同時による綱引きはかなり体力を使い、女の子にはかなり負担が大きいことと思いますので、1チームずつの対戦による負け残り方式のトーナメント戦で行います。

 

 ウルトラクイズでは綱引きで解答権を得てから問題が出題されていましたが、綱を引く前に問題を出題した方が、答えが分からない高校生の綱を引く力が弱まる可能性が考えられるので、こっちの方が勝負に影響が出て面白そうな気がします。それと、誤答してしまった高校生に全責任がいかないように、出来れば最後に負けたチームには敗者復活戦をしてあげて1チームは救ってあげてほしいです。20回の高校生クイズでも綱引きクイズが行われましたが、久しぶりに行うことで高校生をあっと驚かせるというのはいかがでしょうか。

 

 どろんこクイズは、普段クイズ研究会などに所属している高校生であっても、ほぼ再現出来ない形式なのではないかと思うので、勝ち抜けられた方がもちろん嬉しいですが、負けても良い経験になったと思います。敗れた高校生の皆さんも、また来年チャンスがあればぜひまた海外ラウンドに進んでリベンジしてほしいです。では次回は、高校生クイズ初上陸のロッキー山脈でのクイズについてあれこれ綴りたいと思います。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。