2019年の高校生クイズ開催を願うクイズ好きな叔父のブログ

いつか甥っ子にも見てほしい、クイズに関するあれこれ

敗れたの高校生の皆さんにもっと光を

 お読みいただきまして、ありがとうございます。こんにちは、ダマサオです。昨日から「クイズ スター名鑑」が始まりましたが、明後日の19日には「日本の頭脳No.1決定戦 東大王2016」という番組がTBSで放送されます。以前放送された「ワールド・クイズ・クラシック」や「クイズ神」などのように、TBSさんではとっても攻めたクイズ番組が企画されるので、今後も非常に楽しみであります。

 

 今回は、今年の高校生クイズの全国大会1回戦について、自分が感じたことを色々と書き綴っていこうと思います。今年の全国大会1回戦は、題して「史上最大60校一斉 THE東京マラソンクイズ」です。予選を勝ち抜いた60チームの高校生が成績順に4チーム×15列に並び、解答席に着いた先頭の4チームに対して早押しクイズが出題されます。正解したチームは前方にある通過席に移動し、ここで出題される通過クイズに正解すれば見事グアムへと駒を進められます。解答席や通過席で誤答すれば、自分のいる列の最後尾へ逆戻り。また、解答席で答えられなかったり誤答をしたチームも最後尾へ逆戻りとなります。これをマラソンをしながら行うため、知力に加えて体力も必要になってくる形式となっています。

 

 マラソンと銘打ちつつ、実際はジョギングぐらいの速さであることはさておき、まず引っ掛かったのはここを勝ち抜けることが出来るのが14チームであることです。15列あるのに勝ち抜けられるのが14チームということは、順調に最前列からノーミスで勝ち抜けていったら、15列目にいる4チームはクイズをすることなく終わっていた可能性がありますよね。クイズをすることなく1回戦で敗退となると、やっぱり納得がいかないと思いますので、せめて勝ち抜けチーム数は15は必要なのではと思いました。

 

 また、通過クイズの問題の難易度に差があることも気になりました。オンエア上のことかもしれませんが、鶴岡南高校の通過クイズの問題だけが他の通過クイズよりも難しく感じ、列の最後尾に回ると2回目のチャンスが回ってくるか分からないため、見ていてとても気の毒に感じました。運も実力の内といえばそれまでですが、せめて少しでも不公平感を減らせるように、ウルトラクイズの「通せんぼクイズ」みたいに赤・青どちらかの問題封筒を選択させる形の方が良かったかもしれません。

 

 そういえば、最前列にいた洛北高校の男の子が、2年前に優勝した洛北高校の男の子の弟であることがクローズアップされていました。高校生クイズ史上とても珍しいことでありますし、1抜けしたことや男女ペアチームだったこともあり、視聴者の方々に向けての印象付けとしてバッチリでした。そのお兄さんにあたる2年前に優勝した男の子は、実は昨年も全国大会1回戦に出場していたのですが、2連覇がかかった大会でもあったのにもかかわらず、昨年の放送ではそれほど取り上げられていなかったことを思い出し、1年の年を経て改めて不憫に思えてしまいました。

 

 洛北の男女ペアに始まり、灘・桜丘・慶應女子など、男子ペア・男女ペア・女子ペア全てを含んだ14チームが勝ち抜けとなりました。洛北のように、視聴者の方々にチームのキャラクターを印象付けるため、「西日本最強の進学校 灘」「三重のさわやかカップル 桜丘」「超名門の才色兼備ペア 慶應女子」という紹介がされました。ここ数年ずっと感じていますが、学力を前面に出す紹介は見ていてあまり良いとは思えないです。勝ち残っている高校生一人一人のキャラクターが映像から滲み出ているのに、いかに頭が良いかといわんばかりの煽りばかりでは決して気持ちの良いものではないです。福留さんや福澤さんの頃の高校生クイズでは、高校生個人のキャラクターを上手く引き出していたと思うので、尚更そう感じてしまうのかもしれません。

 

 灘や慶應女子は後々まで写ることになるので、出来るならグアムで敗退してしまう高校生の方をもっと写してあげても良いのではないでしょうか。これについては、グアムの回でも綴りたいと思います。何より、1回戦で敗退してしまった高校生をもっともっと写してあげる方法はないのでしょうか。1回戦自体が12分ほどしかオンエアされなかったので、もしかすると全然写らなかった高校生もいるのではないでしょうか。出場した高校生が、オンエアを見てがっかりすることの無いように、番組関係者の皆様何卒宜しくお願い致します。

 

 もし来年も1回戦でこのマラソンクイズを行うのでありましたら、チームでなく個人戦にするのはいかがでしょうか。成績順に並ぶのは今年と同じですが、6校×10列かつチームメイトが前後に並ぶ方式で、6人×20列の1問正解勝ち抜けかつチーム2人とも勝ち抜けたらグアム行きという形式にすれば、早ければ同じ高校が2問連取して勝ち抜けが決まり、終盤はグアム行きに王手のチームが何校もいることで緊迫感がより高まるという具合です。この形式なら、万が一連取して勝ち抜けるチームが続いても2回目以降のチャンスが回る可能性が高いので、終盤まで高校生もモチベーションが維持出来るような気がしてます。

 

 オンエアの時間の都合上、全国大会1回戦にかけられる時間は短めになってしまうのも仕方が無いとは思いますが、もっともっとここに時間を割いてあげることで、出場した全ての高校生の皆さんにとって良い思い出になると思うんです。今年1回戦で敗れてしまった高校生で、また来年も参加できる皆さんは、来年もぜひ予選に参加してもう一度代表になって戻ってきてほしいです。そう思える高校生クイズであってほしいと、心から切に願ってます。では次回は、海外ラウンドの第一歩であるグアムでのクイズについて、色々と感じたことを書き綴ろうと思います。ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。