2019年の高校生クイズ開催を願うクイズ好きな叔父のブログ

いつか甥っ子にも見てほしい、クイズに関するあれこれ

全国一斉スマホ大会の後に見た不平不満

 お読みいただきありがとうございます。こんにちは、ダマサオです。今年の夏は高校生クイズのみならず、アタック25Qさまでも高校生大会が開催されました。アタック25は、例年高校生大会がありましたが、何故か昨年は開催されませんでしたので、復活していただけて嬉しいですね。ぜひとも、来年以降も夏の恒例として続けてほしいものです。

 

 さて今回は、今年の高校生クイズの予選について、テレビで放送された内容や実際に予選に参加された方のツイッターなどから、自分が思い感じたことを書き綴りたいと思います。

 

 7月27日に開催されました今回の予選は、全国を11のブロックに分けて、それらの会場を同時中継して行う、全国一斉スマホ大会となりました。この名前の通り、解答はすべてスマートフォンを使用し、リアルタイムで集計・結果が分かるという、自分が出場したときに比べ実に現代らしい予選方法です。

 

 予選のクイズは、①マルバツクイズ(5問)・②アンケートクイズ(2問)・③5ヒントクイズ(2問)・④生チャレンジクイズ(1問)・⑤3択70問クイズ(70問)という、全部で80問にも及ぶ盛りだくさんな内容です。

 

 ③の5ヒントクイズは、出場者のスマートフォンにランダムに送信される1つのヒントを、同じ会場にいる出場者とコミュニケーションを取りながら、5種類のヒントを集めることで考えるという形式です。ここ数年の高校生クイズのテーマとも言える「知力・体力・時の運」に加え、今年の高校生クイズの裏テーマとも思える「コミュニケーション能力」が試される形式で、スマートフォンを使うことをとても有効に活用した形式であると感じました。もしかすると、ヒントが5つ揃わなくても答えを導き出せるかもしれませんが、もし自分が出場していたらやはり5つ揃わないと不安になるでしょうね。

 

 テレビで見ていた限りでは、②や④で運の要素が含まれていたり、⑤は70問の3択問題を制限時間10分で解く知力が必要であるなど、バランスの取れた形式だったと感じました。ところが、実際に予選に出場されていた方のツイッターなどからお察ししますと、物議を醸すことになる部分があったみたいです。

 

 ⑤の3択クイズでは、1問1点の70点満点という訳ではなく、問題によってボーナスポイントが加算される傾斜配点になっていたようですね。しかもその加算される問題が、女子に有利なジャンルの問題に多かったと言われているため、一部の参加者の方々からの不平不満のツイートがいくつも見受けられました。「もう来年は出ない」とか「これじゃ女子高校生クイズだ」とか、「知力重視の高校生クイズに戻せ」とか「まるでクイズ研究会つぶしだ」など、恐らく難問クイズに強い方々の辛辣なツイートをあちらこちらで見かけ、とても悲しく残念に思ったものです。

 

 傾斜配点という方法を取った番組側を残念に思う部分もありますが、それ以上に、そのような悲しいツイートをされている出場者の方々を残念に思う気持ちの方が、はるかに大きいです。そのようなツイートをしたくなる気持ちは分かります。高校生クイズに向けてだけでなく、1年を通して定番クイズや難問クイズに打ち込み腕を磨き、待ちに待った予選に参加したのに、自分には不利なクイズが出されて予選が通過できなかったとなれば、不平不満も言いたくなります。だけど、定番であれ難問であれ、それに普段の生活から得られる時事や流行であれ、クイズは森羅万象なのだと思うのです

 

 クイズ研究会などに所属している高校生の方々は、一般の高校生に比べれば予選を通過する確率がはるかに高い実力をお持ちです。定番や難問だけに絞らず、日常の中でいつの間にか取捨選択して省いてしまうような事柄にもアンテナを張り巡らせ、いろんな事を吸収していれば今回の予選も通過できていたのではないかと思うんです。だから、先程あったような悲しいツイートを見るたびに、準備不足であることを棚に上げて不平不満を言っているように受け取れてしまい、残念に思ってしまいました。皆さんは、難問に対する力を十分にお持ちなのですから、高校生クイズに対する不平不満を言い続けるよりも、その不平不満を力としてぶつけられる「頭脳王2016」の予選に挑んでほしいです。皆さんにはもっともっと上を目指せる力があるのですから、自分を小さく見せるようなツイートなんてしないで、もっともっとこれからのクイズ界を担う存在となるように大きくなっていただきたいです。

 

 決して、このようなツイートをされた方を非難している訳ではありません。その悔しさを糧にして、さらに腕に磨きをかけていくことで、後々にビッグタイトルを取るような方であってほしいと願っています。そして、このようなツイートが極力少なくなるように、予選を通らなかった方々が負けても納得のいく形式を取ってほしいと、高校生クイズを作られている方々にお願いしたいです。

 

 予選について書き綴りたいことがもう少しあるため、次回はこの続きを書き綴りたいと思います。ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。